CO2監視センサーの魅力を分かりやすく解説

CO2監視センサーでオフィスの換気の基準が分かる

オフィスにおける従業員の作業効率を向上させたり、感染症対策を万全にするためには定期的に換気を行う必要がありますが、そのタイミングを判断するのに有効なのがCO2監視センサーです。
室内の二酸化炭素濃度が高まると脳の活動は徐々に低下していきますが、一般的に室内の二酸化炭素濃度が700ppmを超えると影響が現れ始め、1,000ppm以上になると眠気を、2,500ppm以上になると頭痛や倦怠感などを感じるようになります。
そのため、従業員の作業効率を低下させないためには適切なタイミングで空気を入れ替える必要がありますが、CO2監視センサーを導入すれば換気のタイミングを逃す心配がありません。
空気の入れ替えだけが感染症対策ではありませんが、CO2監視センサーを導入して適切なタイミングで空気の入れ替えを行うことで従業員の感染リスクを軽減することが可能です。

CO2濃度の上昇による健康被害にはどのようなものがあるのか

CO2は、2,000ppm程度であれば有毒性はありませんがそれ以上になると様々な健康被害をもたらします。
2,000～3,000では呼吸数や呼吸深度の増加、眠気などが見られ、3,000から4,000になると気持ち悪くなったり頭痛やめまいが生じてきます。
4,000～5,000では過呼吸の症状が加わり、6,000以上になると震え・痙攣・意識レベルの低下が顕著になり、最悪の場合は意識を失います。
また稀なケースですが、40,000ppmを超えると酸素障害誘発や脳へのダメージによる昏睡などが起こり、死に至ることもあります。
そのため、室内のCO2濃度は建築物において1,000ppm以下、教育施設では1,500ppm以下に保つように法律で定められています。
同時にこまめな換気も重要です。
常に空気を入れ替えてリフレッシュしていれば、CO2による健康被害のリスクを軽減できます。
さらに感染症対策としても換気の重要性が見直されてきています。